2012全国救急隊員シンポジウム
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平成24年2月2日(木)・3日(金)の2日間、「アクトシティ浜松」において、「第20回全国救急隊員シンポジウム」を開催するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 本市は、まちと市民が一体となって音楽のまちづくりに取り組んでおり、浜松国際ピアノコンクールなどの世界的なコンクールを通して、音楽文化を世界に発信するとともに、音楽を通した国際交流として、ワルシャワ市やロチェスター市と音楽文化友好交流協定を結んでおります。
また、浜松市はチャレンジ精神旺盛なこの地域特有の気質「やらまいか精神」によって、世界に誇れる多くの起業家を輩出している都市でもあります。
これまで浜松市は、輸送用機器産業、繊維産業、楽器産業の三大産業を中心に、"ものづくりのまち"として発展してまいりました。現在においても、世界を舞台に活躍する企業が数多く立地し、オートバイや軽自動車、ピアノ、電子楽器、光技術などを浜松市から世界に供給しております。

 さて、皆様ご存知のとおり、救急救命士制度が発足後、20年が経過し成年期を迎えたところです。過般の消防法改正により、全国の各地域において、それぞれの実状に応じた「傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準」が策定され、より円滑な傷病者の搬送受入体制の構築がされております。更には、今後の救急救命士の処置範囲拡大についても、実証研究のための基盤的研究がなされるなど、着々と進捗し、救命率向上に向けての確かな歩みをしております。
 今回は、その歩みを推進させる一助として、先般発生した東日本大震災を受けての「災害時における救急業務のあり方」、ベーシックな手技の再確認をコンセプトとした「CPCR(心肺脳蘇生法)」、更には、救急業務の高度化とともにその責務が増している管理業務について学ぶ「救急業務管理講座」など、多彩なプログラム構成となっております。
 このため、救急現場で活躍されている消防職員や医療関係者を始め、ひいては管理監督者まで、幅広い職種の方々に救急業務の"今"を感じていただけるものと確信しております。
 そして、総括では、救急救命士制度20年の節目だからこそ、強固で質の高い『救命の連鎖』確立に向けて、厳しい問題に立ち向かうべく、『更なる救命率向上へ向けての決意』を全国に向け発信したいと考えております。

 今後、開催に向け、多くの皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びとなりますが、今回のシンポジウムは、 市制100周年を迎えた浜松市を挙げて、盛大にお迎えを致したいと思います。浜名湖うなぎや浜松餃子をはじめとする"食"も豊富でございますので、是非とも多くの皆様方のご参加を、心からお待ち申し上げます。

 

浜松市消防長
牧田正稔
 
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